Photophone Workshop

ワークショップについて

このワークショップは、太陽電池とLEDを利用した、プリミティブな可視光通信を利用した楽器を作る試みです。2022年には、sound lensの名前でローザンヌ、LUFFフェスティバルでワークショップが行われ、組み立てたあとは参加者全員で、光からさまざまな音を聞くツアーが行われました。(このページ下部の写真はその様子 ↓

https://2022.luff.ch/en/programme/sound-lens-avec-suzueri

可視光通信について

可視光通信は、灯台や狼煙など、人間は太古の昔から利用してきた通信手段です。

1880年にベルによって発明されたPhotophoneは、太陽光を光源に、光を受ける鏡を音声による空気の動きで振動させ、反射光に光の強弱を作り出すことにより、これを電流に変えてスピーカーを鳴らすという仕組みです。ベルは実験で、213メートル離れた場所に音声を伝えることに成功しています。

この仕組みをベースとして、LEDを光源とした、可視光によるデジタル通信の研究が1998年に開始されます。任天堂からは、この仕組を利用した光線銃が1960年代に発売されました。また、岩井俊雄や和田永といった日本人メディアアーティストも、この仕組を利用した作品を発表しています。

キットに含まれるものと値段
ミニブレッドボード、ミニオーディオアンプ、コンデンサ、電池ボックス、単3電池、モノラルイヤホン、オーディオジャック、太陽電池、LED、コイン電池、など。1キットの予算は15〜20ドル程度です(aliexpressの価格と送料による)

参加者がもってくるもの
(必須ではありません):ラジオ、カセットレコーダー、iPhoneなどmini ジャック出力ができる音声装置

参加者数
8名〜12名

ワークショップの構成:
仕組みと可視光通信を利用した作品の紹介-20分
組み立て- 40分〜1時間
光探索ツアー- 20〜30分、
参加者ひとりひとりにアンプを用意できる場合は、光オーケストラなど。

インストラクション
https://drive.google.com/file/d/10OPvJWLIjxs4-NHvhBrQ0rKInBl8cK1x/view?usp=share_link

Workshop at Luff Festival